山下敏男


IMG_1839山下敏男(やました としお) = 1949年、福岡に生まれる。福岡市立博多工業高校工芸科卒業後の1968年、日産自動車にデザイナーとして入社。パーツデザインからスタートし、2代目バイオレットを皮切りに、様々なプロジェクトに携わる。フェアレディーZ Z32のデザインを代表に、シルビア240SX、スカイラインGT−R、インフィニティG35、Q45など、車本来の魅力を伝える数々の車種を手がけた。2008年には首都大学東京の教授に就任し、各方面でカーデザインの魅力を伝えながら、多くの学生にトランスポーテーションデザインを教えている。

描いたスケッチを、同じ部屋の先輩に見せると「タイヤはここじゃないだろ」と半分呆れながらも教えてくれました。でも難しいのです。「タイヤはもっと右だろ」と言われても、次にまた新しいクルマを描くとどこにタイヤを描いていいか分かりません。ひと通りダメ出しをされて、そこからまた何枚も描いてという繰り返しでした。当時の上司からも、描き方からデザイン理論まで教えてもらいましたね。そして周りはデザイナーだらけでしたので、うまい人の描いているところを横目で見て盗みました。そういった環境だったのでメキメキと上達することができました。自分一人だとそうはいかなかったことでしょう。当時の先輩や上司には感謝しています。またカースタイリング誌を見て、自分なりに研究していました。

―パーツ以外のデザインをしたごきっかけは何だったのでしょうか。

それはよく覚えています。裏技を使いましたので。当時のわたしは、ひたすらパーツの仕事ばかりです。その日はラジエーターグリルをデザインしていたと思います。ただ黙って待っていても、パーツ以外の仕事が来ないと分かっていましたから、どうやってチャンスを引き寄せるかいつも考えて…全文を読む

 

 
Facebookでシェア Twitterでシェア はてなブックマーク Google+でシェア  
CAR DESIGN ACADEMY

TOPへ