こんにちは。Car Design Academyです。
お待たせしました。
今回も皆さんのコンペティション提出作品を、山下敏男 先生に審査していただきました。
中間チェック方式を新たに設けた今回のコンペで審査されたのは25作品!全体的にレベルの高い作品が揃い、審査は難航しました。
審査はスケッチ表現力のレベル別で3つのグループに分けています。
現実的なデザインから奇抜なデザインまで、幅広いタイプの作品提案がありました。
提出された方々は他の受講生作品を見て、様々なタイプの提案を学ぶようにしましょう。
今回もテーマとコンセプトの整合性がうまく合致し、現実感を帯びたデザインが高得点の決め手となりました。
また、コンセプトを的確かつ魅力的に表現するスケッチスキルの重要性も審査の大事なポイントです。
※具体的な点数は提出された方々に個別でシートをお送りし、全体に公開はいたしません。ご了承ください。
【注目!】
審査の中では、上のグループに入るためのポイントも説明しています。次回のコンペでは、一つでも上のグループに入れるようにがんばりましょう。また、今回グループAに属している方も、気を抜かずにスケッチレベルの向上とデザインの研究に励むようにしましょう。
コンセプト立案からスケッチ提案、そしてコンセプトボードにおけるグラフィックまで非常にレベルが高く、山下先生の評価は満点でした。提案はエクステリアだけでなくインテリアまで及んでおり、一台の車をまるごとデザインしている点も高評価の理由です。デザイン活動で重要な、アイデア展開やシーンスケッチ、プレゼンボードのまとめ方などすべての点でお手本となる作品ですので、受講生の皆さんは今後の参考にしてください。
農業向けに提案されたビークルですが、デザインが目的と合致している点が高得点に結びつきました。改善点は荷台部分で、農作業に配慮した工夫があれば更に評価は高くなっていたでしょう。
アイデア展開が非常に高く評価されました。特に数多く描かれたシーンスケッチがデザイナーの意図を明確に表している点が秀逸でした。
2030年がどの様な時代になるのか予測して、その時に必要とされるコンパクトカーのあり方を模索している点が評価されました。ターゲット設定をしっかりと行えば評価は更に高まったでしょう。
ユニークなコンセプトや魅力的なアイデアスケッチ、そしてレンダリングと全体的に完成度が高い作品です。しかし、リアビューが1枚も無い点が残念でした。このデザインはスペアタイヤの取り付き方もユニークなのでリアビューは必須だったはずです。デザイン提案する際には何が重要なのかをよく考えるようにしましょう。
自動運転のコンセプトに合ったデザインモチーフ(ベビーカー)の選定が、見る側に好感と共感を与える作品でした。ここから更にデザインをデベロップするならば、敢えて車らしく見えないデザインを目指すと良いでしょう。
全体の完成度は高いのですが、ペイントされていない点が惜しかったです。次回からはぜひペイントした魅力的な作品制作を期待しています。
デザインのイメージはできていて、世界観も良いのですが、クルマのデザインに自信がない様子が気になります。こちらの作品も寺田さんと同じ様に次回作品に期待しています。
Opening Remarks
Group A
Group B
Group C
Winners
Judge’s Comments
今回はこれまでのコンペからフレームワークを変え、「中間チェック」を新たに設けました。
これによりワークショップのような進行になり、学習しながら作品制作できるイベントに進化しました。
今回上位にランクインされた方々の作品は、どれも中間チェックで山下先生から受けたアドバイスを理解し、上手くデベロップされた作品ばかりでした。
この経験を生かして、これからも皆さんがより良いデザイン活動をされることを願っています。
最後に、私達カーデザインアカデミーはこのCDAコンペを、受講生の皆さんが成長できる場として、これからも改善を進めたいと考えています。
今回参加され得た受講生はもちろん、残念ながら参加できなかった受講生の方も、改善のご要望があればぜひ声を聞かせてください。
そして、次回の参加を講師・スタッフ一同楽しみにお待ちしています!